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2021年3月12日(金)

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心房細動週間

こんにちは、検査技師  水時です。

3月9日は「脈の日」、9日~15日は「心房細動(しんぼうさいどう)週間」です。

「心房細動」は不整脈の一種です。

一概に不整脈といっても、症状がなく健康診断で初めて指摘されることや、日常生活に差支えがあるなど様々な種類があります。

 心房細動は、4割ほどの人が自覚症状がなく、すぐに命を落とすようなことなありませんが、脳梗塞のような重篤な病気を引き起こす原因となる不整脈です。

心房細動による病気のリスクは心不全が3倍、脳梗塞が5倍、認知症が3~5倍との報告があります。

 

心房細動は進行性の病気です。

心房細動が起こっても数時間~数日内に自然に治まる「発作性心房細動」から、心房細動が1週間以上続く「持続性心房細動」、常に心房細動が起こっている状態の「慢性心房細動」へと徐々に進行していきます。

 

 

初期に治療ができれば、症状をおさえるだけでなく根治の可能性もあります。

不整脈が起こっている時に心電図検査を行うことで、心房細動を発見することができます。

 

心房細動に気づくためにも、自分で脈拍を測ってみましょう。

1)人差し指・中指・薬指の3本で、反対側の手首の親指側を触ります。

2)指の腹の部分で脈をとります。

3)15秒間、脈に触れて間隔が規則的かどうか確かめます。

4)トク・トク・トク・トク・・・と一定のリズムを刻んでいれば正常です。

 

脈が飛ぶように感じたり、不規則であるなどの違和感や、動機・息切れ・めまい・倦怠感などの症状を感じた時は、できるだけ早く受診してくださいね。

「脈の日」をきっかけに、日頃から脈のチェックを習慣化するようにしましょう。

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